blog詳細

おざわやの代表のブログです

借り物なら丁寧にかえしたいですよね

2019.04.04

昨日は春のセンバツで地元からの代表校の東邦高校が優勝しました。平成元年の春に優勝し、そして平成最後の春にも優勝するというどこにも真似の出来ない快挙だったこともあって記録にも記憶にも残る大会になりましたね!関係者の皆さん、本当におめでとうございました。
こんばんは、店主のおざわです。

 

 

 

 

   

 

 

 

普段はあまり高校野球を見ることありませんが昨日のブログでも書いたように、同校を応援するブラバンとライバル校でもある大阪桐蔭高校吹奏楽部との友情競演を知って胸が熱くなってしまったんです。言ってみれば事前情報から伝わったイメージから、普段見ないボクまで興味を持ったんです。 こういう好影響ならまたどんどん受けたいものですね。        

 

 

 

 

お墓について様々に伝わるイメージ

最近お墓について報道されたりしているのを見ることがありますが、中には興味を惹くために極端な映像を使ったりショッキングなタイトルを付けたりしていることもあります。なかでもよく見かけるものに、どんどん墓じまいが増えている証拠のように使われる映像で、墓石の竿石(一番上の名前が入っている石)がずらりと並んだ場所。それが無縁供養塚です。      

 

 

 

 


 

 

古いお墓が積まれているからっておどろおどろしい訳じゃない。お墓の処分場でもない。充分に先祖の供養という役目を終えたお墓の竿石を安置して、供養し鎮めるための場所なんです。「お墓」というものを最後まで「廃棄物」として処分しないための有り難い場所なんです。ここに並ぶお墓はお地蔵さまや観音さまのように、それをお詣りすることで御利益があるとされる場所のはずなんです。

 

 

 

 

そもそもお墓って先祖のお骨を自然に帰す場所

仏教では人が亡くなるとその魂は仏さまの浄土に還っていきますが、その後残された身体が自然に還っていく場としてのお墓があります。その昔の土葬だった頃であれば獣に掘り起こされないように、そしてご遺体に悪いものが憑いて先祖が苦しまないように守るためのお墓があって、その場を清めるためのお墓まいりがあります。そんな事を総称して「お墓のお守り(おはかのおもり)」という言葉がありますね。

昨今の家族事情によって、そんなお守り(おもり)ができなくなったためにお墓を片付ける「お墓じまい」という場面は確かに増えています。ですがそんな「墓じまい」という言葉にはお墓を「処分する」というイメージが強くなっているような、そもそものお墓の役目が伝わっていないんじゃないかということを感じます。

 

そして時折、そんなお仕事を頂く際に納められていたお骨の移動先を聞くと、「皆さんはどこで処分されるんでしょう?」と聞き返されて驚くことがあります。先祖のお骨を「処分」ってどういうことなんだろうって???

 

 

 

 

 

お墓もご遺体も自然からの借り物です

亡くなったご家族の魂が存命の間収まっていた身体は残された家族が代わりに守って自然に還す。そしてそんな先祖からの場を護るためのお墓だって、その役目が終わったときには本当なら自然に還すのが本分なんじゃないかって思います。それはどこかで「処分する」もんじゃないって強く思います。

 

ちょっとアツくなり過ぎましたね!

でもせめてボクの周りでこんなブログを見る機会があるご縁の方たちには、お墓に対するこんなイメージは持って欲しくないなって。そんな風に想う余りなので許してくださいね。

ではそんなアツいブログはこの辺で!