おざわやの代表のブログです
2022.01.12
お墓参りに行くとお水って必ず使いますよね。
手桶で水道のお水を汲んでお墓に持っていき、掃除したり花立てに水を入れて手を合わせる。そんな時になくてはならない水ですが、何気なく使うだけじゃなく「何のために」をしっかりと意識するとお墓まいりがよりスッキリするものになります。もちろん用途に合わせてお水を変える必要なんてなくて、全部使うのは同じ水。それでも意識することによって変わることってありますよね?
例えばご飯を食べる時に「いただきます」と手を合わせるのって、仏教の作法。
托鉢のお坊さんがお布施をいただいた時に、そんな布施行(ふせぎょう)に対しては「ありがとう」ではなく、合掌して「法施(ほうせ:お釈迦さまの教えを施すこと)」するのと同じです。そんな「いただきます」だって何気なく口にするよりも、そんな意識をもってするほうが心が籠るに決まってます。
それではお水にはどんな意味があるのか?を、今日のブログではお伝えします。
まず順番に説明すると一つ目は「お掃除に使う水」。
お墓は普段雨ざらしでホコリも積もれば、供えたはずの花だって枯れて葉っぱが溜まってたり、線香の灰だって溜まれば汚れになってしまいます。まずはたっぷりとお水を掛けながら、上から下へと汚れを流し落としていきます。もしもアナタが訪れたお寺や神社が、荒れ放題に雑草が伸びてゴミや埃が積もっていたら「そんなところに神も仏もあったもんじゃない」という気がしませんか?まずは清浄に保つことで神聖さを感じるし、何より心が落ち着く場にすること。それがお掃除の意味であり、その時に使うお水の目的です。
次には綺麗になったお墓に「供えるお水」。
仏さまが口にするのはお水だけと言われていて、お参りには綺麗なお水を備えるのが必須です。でもお菓子や果物などを供えるじゃないの?と思われるかもしれませんが、これはあくまで「僧侶への布施」やお盆のように「餓鬼に施す」という意味であって、仏さまが食べるわけではありません。ですから掃除の時には水鉢の中を綺麗に洗い流して、新たに綺麗なお水を供えるために入れる。お掃除で流れ落ちた水が溜まっていたって、それはお供えにはなりません。お供えする花を活ける水だってたまった雨水じゃなく、綺麗な水に入れ替えますよね?
こうして入れ替えることで、水と一緒に意識や心まで切り替わる気がします。
そしてお参りする時にお墓にかけるのが「お清めの水」。
お墓というのはご先祖の身体を納めて自然に還す場所です。その昔であれば遺体を直接埋めて土葬にしていましたが、そんなお墓を獣に荒らされたり、魑魅魍魎(ちみもうりょう)に取り憑かれたりしないようにと清浄に保つ必要がありました。今ではほとんどが火葬にされたお骨を納めますが、それでも「身体を自然に還す」という意味では同じことです。そしてそんな場所をお清めするのはやはり綺麗な冷たいお水です。
例えば皆さん神社に行った時は、拝殿へ向かう前に手を清めますよね。
でもアナタがもしその前に行ったトイレで手を洗っていたとしても、やはりまた清水鉢に行って手を清めますよね?それと同じようにお掃除に使う水と手を洗う水、そしてお清めの意味で使う水は同じ水だとしても意味が全く違う水なんです。特に古来から水というのは波動を伝えやすくてさまざまな効果ももたらすものとして、修験道者や御祈祷の際の禊(みそぎ)にも用いられます。逆にいえば水は悪いものにも澱みやすいといえるので、やはり手にする我々の意識だけでもその清められ具合が違うと思うのです。
こんな風に一つ一つの所作に意味がある事を知って、それを意識しながら行うことでお墓まいりだけじゃなく、自分自身の心や気持ちが変わる。そんなこともお墓まいりによってスッキリする=心が整うことに繋がるんじゃないでしょうか。
・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい
・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい
・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい
・お墓に名前を追加して彫りたい
・お墓が壊れていて直したい
・墓地に草がたくさん生えて困っている
・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない
他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここからボクに連絡くださいね。
【店舗情報】
店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101
電話番号 : 052-734-8102
営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)
営業時間:朝9時から夕方5時まで
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