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おざわやの代表のブログです

【お墓を動かす前には「お精抜き」をしなければなりません】

2019.12.04

昨日のブログでは墓石に魂を籠める「開眼式」についてお話ししましたが、建てて数十年過ぎると石同士の接着や地盤が緩んでお墓が傾いたり、時代に応じてリフォームの必要が出てきたりしてお墓を解体しなければならない機会が出てきます。







因みに30年以上前に建てられたお墓はセメントのみで接着しているものが殆どで、セメントの耐久性から言えばその中の殆どが耐用年数を超えています。目地が切れている場合は石が外れている可能性がありますから、注意が必要です。

※マサカとは思いますが、お墓に手を掛けて体重掛けたりとかはもってのほか。灯籠も仏像も、石造物は動かないなんて絶対に思わないでくださいね!


そして実際にお墓に手をつけることになった場合はまず始めにやらなければいけないこと、それは【お精抜き】なんです。




【お墓に手を付けることをご先祖に知らせる式です】

【お精抜き】というのは「開眼式」で和尚様にふき込んでいただいた魂を一度抜いて、その間にお墓の解体や組み直しなどの工事を行う儀式です。実際の儀式はそれぞれのお寺ごとで式次第などが変わりますが、まず殆どは通常のお墓参りと同じ様な準備で和尚さまにお経を上げて頂く事で執り行います。時間としては20〜30分ほどで、それ程長くは掛かりません。

「抜いた魂はどこに行くの?」と聞かれる事がありますが、これについても宗派やお寺ごとに考え方は違っていて、お浄土(仏様のいる世界)に戻るというところもあれば、お寺の本尊さまが一時預かるという方もみえます。他にも「お精抜きしなかったらどうなるの?」と聞かれることもありますが、それは目に見えない世界の事なので答えようがありません笑

逆の立場で考えれば、もしお墓の中でゆっくり自然に還っていこうとしているのに、突然たたき起こされて明るい外に出されたらビックリしちゃいますよね。そんな風にならないために【お精抜き】はもちろんしていただくとして、その前から頻繁にお墓まいりをして「もうすぐお墓を触らせてもらうけど綺麗になるからねー」と言い聞かせておくのもいいんじゃないかと思います。

なんたって「寝た子を起こす」ワケですから。




【建っているお墓に字を追加で彫る場合は微妙です】

というのも彫り方とお寺の考え方で【精抜き】をやったりやらなかったりするからです。

まずお墓の一番上の文字を彫ってある部分、さお石を外して工場に持って帰り、字を彫り込む場合は確実に【お精抜き】が必要です。お墓を解体するわけですからね。

次にお墓はその場から動かさず、機械を現地に持ち込んでその場で彫る場合に【お精抜き】が必要かどうかはお寺の判断によります。あくまで解体せずにその場なんだから必要ないというお寺もあれば、例え動かさなくても墓石に刻むわけだから【お精抜き】しなければいけないというお寺もあるんです。

どんな場合にしても、まずはお寺に相談して指示を仰ぐ、というのが間違いない方法だと思います。


今日もそんな作業をしていたら突然通り雨が降ってきて、慌ててセメントや濡らしたくない石材を隠していたら東の空に二重の虹が。







きっと綺麗になる事をご先祖が喜んでいるんだと思って、一瞬の虹を眺めてました。





【もしお墓でこんな悩みがあるときはお墓のおざわやへ 】 

・お墓を新しく建てたい、または建て替えたいとき・お墓を少しキレイにこざっぱりしたいとき・お墓に名前を追加で彫りたいとき・壊れているお墓を直したいとき・墓地に草が生えて困る・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない・とにかくお墓で困っているとき・そんな時はまずここからボクに連絡くださいね。



【店舗情報】

お墓のおざわや  

店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101

電話番号 : 052-734-8102 

営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)   

営業時間:朝9時から夕方5時まで





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店舗の前に2台分の駐車スペースがありますのでお使いくださいね






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地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。

とにかくまず始めにお電話くださいねー!