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おざわやの代表のブログです

秋彼岸のお墓まいりで気を付けていただきたい事

2019.09.21

秋彼岸の入りの昨日は、通常営業後に「haka:BAR(ハカバー)」としてイベントをさせていただきました。来ていただいたお客さまの話に耳を傾け、お墓まいりの話や見えない世界の話など、お酒飲みつつ雑談しながらゆっくりと過ごしていただきました。雑談しながらの生の質問は畏まったものではないせいか、鋭い質問や質問した方の想いがそのまま見えてきたりして、受け取る側のコチラもより深く考えなければならなかったりして、コチラにとっても勉強になります。









一昨日に続いての営業で「昨晩見かけて気になりました」と近所の方が訪ねてくれたりしたモバイルバーkey to。屋台形式なので通常雨が降ると営業しないことが多いそうですがウチがイベントをやるなら、ということで無理を聞いてくれた信くんには頭が下がるばかりです。より楽しんでいただけるようにとボクも店頭に出て初めてのお客さまと話しをしつつ、興味持ってくれた方には haka:BAR もご招待しました。

次の haka:BAR の予定は10/4なんだけど、来週も臨時営業しちゃおうかな?笑





彼岸というのは日本仏教独自の集中修行週間です

仏教というのは先祖供養のためにあるのではなく、自らがどう生きるかを修めるための教えであり、お釈迦さまの歩いたあとを追う道「仏道」です。元々インドに始まり、中国を経由して伝来した仏教には「彼岸」という考え方はないそうです。

では彼岸というのは何をするべきなのでしょうか?


よく言われるのは昼と夜の長さが同じになるこの時期に、煩悩の溢れたこの世から覚りの世界である向こう岸(彼岸:かのきし)を思って修行する時期だということ。じゃあ修行って何するのかといえば、六波羅蜜といって(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)という六つの教えに沿って生きるということです。簡単に言えば一人よがりにならず利他の心で正しく身を修め、自分の未熟さから目を逸らさず真理を見極めよということです。普段からそうあるべきなのは勿論ですがなかなかそうはいかないもの。せめてこの時期だけでもそんなことを意識して過ごそうよ、というのが彼岸です。そんな気持ちで先祖供養すればご先祖さまたちも喜ぶだろうし、そんな気持ちで修行している間は既に覚っている、とも言われるくらいです。





彼岸のお墓まいりで気を付けていただきたい事

先日のブログで「お墓に名前を追加で彫るときに気を付けていただきたいこと」を書かせていただきましたが、当店ではそんな追加彫りのご用命をいただくと必ずお墓の無料点検をさせていただいてます。そんな時に見つかりやすいトラブルがお墓の石の継ぎ目の「目地切れ」です。









昔建てられたお墓で目地にセメントを詰める工法の場合、20年もするとほとんどの目地が切れてしまっていることが多いです。それで何の支障が出るかといえば石と石の接着強度不足であったり、上の写真のように目地が開いてしまうと納骨室の中に雨水が流れ込んだり、外にお骨が流れ出てしまったり。悪くするとそんな隙間からハチが入り込んで中に巣を作ってしまうことだってあります。とはいってもお墓そのものが傾いたりしていない限りなかなか気付けないものですから、しっかりとお掃除するついでにこんな隙間を発見したら、すぐに石屋さんに相談して目地を詰めなおすか、土台から建て起こすなどの対処をしていただきたいものです。


もしお墓からハチが出入りしていたら絶対にお墓に近づかず、石屋さんに相談してくださいね。昨年もウチの職人がお墓から出てきたスズメバチに刺されました。特にこの時期は越冬に向けて気が起っている時期ですので特に注意が必要です。