blog詳細

おざわやの代表のブログです

【石材をピカピカに磨くのは砥石と技術と心意気】

2021.07.14

現在の墓石の表面はガラスと同じくらいの仕上がりに磨き上げられています。ただの石をどうやってそこまで磨き上げているのかをご紹介するブログ。



もちろん石材には色々な仕上げ方法があって磨くばかりが技術ではありませんが、皆さんの目に触れるのはほとんどが本磨きという仕上がりではないでしょうか?初めて墓石選びをされるお施主さんがまず初めに製品の表面を触っていただくと、その仕上げが「磨いてあるだけ」ということに驚かれるくらいツルツルに輝いています。中には表面に何か艶の出る塗料でも塗ってあると思われている方もみえますが、本当に砥石で磨いてあるだけです。


いつも趣味や私生活のことばかりなこのブログ(笑)ですが、たまには石屋さんらしく専門的なことも書いてみたいと思います。




【石材の研磨には4工程8種類の研磨材を使います】

まず大きな口径の切削工具で切り出された石材は当然ながら艶はなく、ザラザラしていることが目で見てわかるくらい。そこから表面をある程度整えるのが【粗工程】です。刃にダイヤモンドを練り込んだ砥石の50番と200番で切削でできた傷や粒子の破砕などを抑えて、表面の凸凹を10µm(マイクロメートル:0.01ミリメートル)までに整えます。この段階ではまったく光沢はなく、切ったままの白っぽさが目立ちます。





続いては【中仕上げ】と呼ばれる工程で、やはりダイヤモンド砥石の200番〜1000番の3種類を順に仕上げていきます。初めの#200では5µmまで表面を整えて手で触っても平滑ですが、まだ艶はありません。でもこの工程でしっかりと下拵えが出来ていないと後々の工程でいくら頑張っても綺麗な艶は出ないので、大切な工程です。次の500番の工程では表面粗さが2〜0.5µmにまで仕上げられて、多少ヒカリが映り込むくらいにまでなります。ここまでで「水磨き」という仕上げもあり、次の1000番砥石で0.5〜0.2µmにまで仕上げられると光沢が出てきます。





さらに【細仕上げ】では2000番から3000番と砥石を細かくしていき、前工程で出来た表面の研磨痕を消しつつ雲母などの剥がれを抑えることで格段に光沢が増してきます。この工程で0.2µm→0.05µm→0.03µmと表面粗さもどんどん消えていきます。そして磨き工程でもう一つ大切なことは、作業中大量の水を掛けながら砥石をかけることです。それは石材を痛めてしまう「熱」を与えないためですが、当然ながら水が多過ぎれば砥石は滑ってしまいなかなか艶も出ません。だからと言って強い力を掛けてしまえば石にストレスが掛かってしまいます。力加減に水加減、さらには磨くスピードまでが職人の腕次第です。







そて最後が【ツヤ仕上げ】。

ここでは水を使わず適度な熱を入れることで艶を出す「バフ仕上げ」か、超微粒ダイヤモンドの砥石によって0.03〜0.008µmにまで仕上げますが、この表面粗さはガラスの表面とほぼ同じ。ただし石材には様々な硬さの粒子が混じっているため均一に整えることはとても難しく、美しく仕上がった石材の表面は職人の技術の賜物といえます。



この映り込みの美しさよ!


もちろん現在ではコンピューター制御の自動研磨機もありますが、手間隙をかけて職人によって磨き上げられた鏡面仕上げは、長年に渡る使用にも耐えうる美しさが宿っているように思えてなりません。





【もしお墓でこんな悩みがあればお気軽に当店へ ご相談ください】 

・花立ての穴が小さくて水がたくさん入らないし洗いにくい

・お墓を新しく建てたい方やもっと使い易く建て替えたい

・お墓を少しキレイにこざっぱりしたい

・お墓に名前を追加して彫りたい

・お墓が壊れていて直したい

・墓地に草がたくさん生えて困っている

・お墓の汚れが落ちなくてスッキリしない

 他にもとにかくお墓で困っているー!という方は、まずここからボクに連絡くださいね。

現場に出て留守にすることもありますので、当店をお訪ねの前にはまず1本お電話くださいね。



【店舗情報】

お墓のおざわや  

店舗住所:名古屋市名東区高針原2-101

電話番号 : 052-734-8102 

営業日:月曜日~土曜日(日曜定休)   

営業時間:朝9時から夕方5時まで





【 弊店への車でのアクセスはこちら】

店舗の前に2台分の駐車スペースがあります

少し止めずらいですがお使いくださいね







【 電車やバスでお墓のおざわやにお出での時は】

地下鉄東山線の星ヶ丘駅から市バスの「地下鉄植田行き」もしくは「地下鉄いりなか行き」に乗っていただいて15分ほどの「高針原」で下りていただいて、名古屋高速の高架道路のほうへ3分ほど歩いたら右手に店舗が見えます。

とにかくまず始めにお電話でご予約くださいねー!